栄養素の偏りは他の栄養素の欠乏症を招く
ビタミンC、ビタミンEは単独でとっても問題ありませんが、Eが酸化したCをもう1度使える状態にするなど、一緒に摂ることで互いの力が強くなります。マルチビタミン・ミネラルには、そのような効果もあります。
問題なのは、ある一つの栄養素を摂りすぎると、それと協力して働く栄養素に働きが次第に弱くなってしまうことにあります。
ビタミンB群の栄養素は水溶性で、余剰な分が尿排泄されるので無害です。仮にB1を1,000mgとっても無害ですが、これを毎日続けるとどうでしょうか。
ビタミンB群の栄養素は、細胞の内部にあるクエン酸回路で互いに協力し合い、糖質をエネルギーに変えていく働きがあります。しかし、B1の働きだけが増強されると、B2やB6がついて来れず、消耗によりB2欠乏症の口角炎や口粘膜などが生じることが予想されます。
またB6はアミノ酸を代謝して神経物質に変える働きがあり、長期間B6だけを大量に摂り続けると、神経に影響が現れる可能性があります。
つまり、ビタミンB群はチームでとってこそワンセットであり、「B」がつかないパントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチンも一緒に摂る方が望ましいのです。
怖い、ミネラル単独摂取
ミネラルになるとその理由は一層強く、カルシウムだけだとマグネシウムの消耗、銅だけだと亜鉛の欠乏が引き起こされます。
ミネラルはそれぞれ固有のタンパク質と結合して輸送されます。一つのタンパク質、例えばアルブミンにはカルシウムとマグネシウムをそれぞれ腸管から吸収に導きます。
カルシウムだけが多くとられ、マグネシウムが少ないとマグネシウムだけではなく、マンガンの吸収も阻害されることが平成2年の微量元素学会で報告されています。また同時に銅、亜鉛、鉄の不足が起こる可能性もあります。
市販の栄養剤でカルシウムだけ、マグネシウムは入ってない商品がほとんどです。ビタミンの欠乏症の補正は比較的容易ですが、ミネラルは難しく、マグネシウム欠乏が長引くことで血管の緊張が高まり、若い人でも不整脈から突然死する危険があるのです。
マルチビタミンミネラルを選ぶには
サプリメントには、いくつかの栄養素が組み合わされた複合体と、ビタミンやミネラルが単独でしか含まれない単体の二種類に分けられます。
複合型の代表はマルチビタミン・ミネラルです。
しかし、日本で作られているマルチビタミン・ミネラルは、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、カルシウム、鉄は含まれていますが、必須栄養素の大半は摂取することができません。
「必須」とは、英語で言うと、「エッセンシャル」で、「欠くべからざる」という意味です。
必須栄養素を定義すると、「人体では合成することができないので、食物、あるいは水、栄養補助食品で摂取しなければ、体内での化学反応がスタートせず、欠乏症が現れる栄養素」となります。
動物は食物中の水素や酸素、炭素を材料にビタミンCを合成できますが、人間には作ることができません。そのためビタミンCがある一定量供給できないと、歯茎が腫れたりするなどのビタミンC欠乏症が生じてくるようになります。しかし、例外もあり、必須栄養素でも食塩でとりやすいナトリウム、食品添加物でとりやすいリンは過剰になることが心配で、栄養補助としてとる必要性は少ないのです。
「サプリメントショップ健康館」 おすすめ マルチミネラルビタミン
目安
お選びになる目安と致しまして、基礎サプリメントで体を正常な状態に保ち、健康サプリメントで健康維持と増進に役立て、必要ならばその時々に応じて選択サプリメントを摂取される事をお勧めいたします。
全般的に申し上げられることは基礎であるビタミン・ミネラル・微量元素がお体の中に充分満たされないと、「何をやってもいっしょ!」と言う結果になります。やはり 基礎は大切ですね!
単体で多くの種類を摂るよりも、マルチビタミン・ミネラルなどの総合的なものに、目的に合わせたサプリメントを加えるように致しましょう。
即効性のあるものやその時々の体調によっても効果の出方がまちまちですので、すぐにあきらめないでせめて2〜3ヶ月(3ヶ月=ワンクール)は続け、効果が出たら少しずつ減らして様子を見るようにしましょう
